灰の儀式

灰の儀式

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ダマヌリアンが亡くなった時、火葬を行う伝統があります。 故人の灰は、灰の儀式の祝典までの間、故人に別れを告げるために、そして、彼の人生を覚えていたいと願う家族や友人や参加したいと集まったダマヌリアンに よって見守られます。そして、見守られている存在が、新たな次元に向かう旅の準備をします。

ファルコの教えに基づいて発展してきたダマヌールのビジョンでは、故人の魂は、地球上の人生との絆が解き放たれた後、この世界と は別の存在条件や法則に支配されている境界(ソイヤ)と呼ばれる領域に生き続けます。そこは彼らが進化の道を歩み続けて、新しい生まれ変わりをするかどう かを導くことができる場所です。

灰の儀式はダマヌリアンと故人との間での最後のお別れの時ですが、彼の記憶と精神的な遺産は民族の中で生き残り、そしてその瞬間からあの世への旅を開始します。

式典はダミールのオープン神殿の円形劇場で行われます。灰はダマヌールの旗に包まれ、2人のメテラトゥーラの実践者によって運ば れて到着します。メテラトゥーラとは、身体の動きを通して認識を拡大させることに基づく瞑想の技術です。灰のオープン神殿への旅は、この規律に従って到着 します。これは、知覚や、記憶や、生きている間のすべての経験を集め、彼らの人生の間に蓄積された豊富な経験を持ったまま、新しい存在に向かって方向づけ るという願いを象徴しています。灰の存在とともに、故人の人生の物語の伝記が読まれ、その後、希望する人 〜ダマヌリアン、家族、友人たちは、物語や逸話を詳しく語り、そして故人にむけての彼らの感傷を表現することができます。

すべてのダマヌールの儀式における伝統に従って、祝典は音楽の演奏と聖なるダンスによって伴われます。祝典の最後には、故人の生 命と残されている物質的な自己の最終的な分離を導くために、灰の上に聖なる言語の文字が描かれます。その後、骨壷は人類の神殿に運ばれ、故人によって選ば れた場所に安置されます。最期には、故人から指示され、火葬の際して公式にそのことを選択した人に引き渡されます。

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